CADMAS-SURFの使い方

 このサイトでは断面2次元のCADMAS-SURFと3次元のCADMAS-SURF/3Dについて、モデル構築の方法や計算条件の設定などを解説していきます。

 CADMAS-SURFは簡単に言うとPC上で水理実験をするようなプログラムです。護岸などを設計する際に用いる波の打ち上げ高さや越波流量などを算定するのに有用です。計算格子による制限はありますが地形や施設形状などをある程度自由にモデル化できるため、基準類に記載されている算定図などを適用するのが難しい施設などを検討する際に便利です。

 現在も港湾空港技術研究所や中央大学で研究・開発が進められており、これまでに以下の書籍が発刊されています。現在も開発が進められている関係で、最新プログラムと仕様が異なる部分などもあり、実務で用いる際に何を参考にして良いか分かりにくいことも……
 このサイトはあまり固くない感じで気軽に見れるようにしたいと思ってます。

CADMAS-SURF 数値波動水路の研究・開発 (沿岸開発技術ライブラリー, No.12)
 たぶんCADMAS-SURF関連で初めに発刊された書籍。CADMAS-SURF(断面2次元版)の基本的な使用方法などが載っており、今でも参考になることが多いがすでに販売していない……
※※※現在は所蔵されている図書館でのみ閲覧可※※※

・CADMAS-SURF 実務計算事例集 (沿岸開発技術ライブラリー, No.30)
 計算例などが載っている他、CADMAS-SURF(断面2次元版)の基本的な使用方法も載っており参考になる。No.12を持ってない場合は、まずは購入しておいた方が良い。

・CADMAS-SURF/3D 数値波動水槽の研究・開発 (沿岸開発技術ライブラリー, No.39)
 CADMAS-SURF/3Dについて初めて纏められた書籍。3Dに手を出さないのであれば購入しなくても大丈夫。

・数値波動水槽 -砕波波浪計算の深化と耐波設計の革新を目指して (土木学会)
 沿岸技術ライブラリとは別にCADMAS-SURF/3Dについて纏められた書籍。計算設定例に関する情報が少ないので、実務で参考にすることは多くないかも。

・実務設計のためのCADMAS-SURF/3D運用指針
-精度・安定性を確保する数値波動水槽の活用手引き-
 令和7年9月に示された運用指針、最新バージョンでの使用方法や各設定項目の基準などが載っており参考になる。
 ただプログラム自体が2Dと3Dで統一されたため、モデルの構築方法や計算条件などの設定方法が複雑になっており、これを取っ掛かりに入門するのは……厳しい……